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給排水管のエポキシ樹脂ライニング |
給排水管の交換工事 |
施工
時期 |
第1回目は築15年〜20年位の時期
第2回目は築40年位の時期 |
築30年位の時期
※築20年位までにエポキシ樹脂ライニング工事を行なっていれば築40年位の時期 |
施工
方法
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1 |
共用部と専有部の給排水管内に高速気流を流し、次に研磨剤(砂・石)を投入し、給水管内の錆・錆瘤等を研磨し、管内をきれいにします |
2 |
給水管内に高速気流を流し、エポキシ樹脂を投入し、施工管内面を均一にコーティングし、錆がでないようにします。 |
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1 |
専有部分の給排水管の交換工事は床・壁を一部剥がして行なう。(通常、床下の給排水管は規約上、個人の負担で行なう事になる) |
2 |
共用部分の給水管立て管を交換する。
(管理組合の負担) |
3 |
専有部分の給水管は錆びない柔軟性のある40年以上の耐用年数のあるポリブデン管等の樹脂系材料と交換します。 |
4 |
専有部分の床下排水管は塩化ビニール管と交換します |
5 |
共用部排水立て管は耐火二層管に交換する。 |
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工事
部位 |
専有部分と共用部分の給排水管 |
@ 専有部分の給水管と排水管
A共用部分の給排水立て管
※共用部立て管の排水管は部屋の壁内に配管されておりますので、交換工事を行なうことは大変です。築30年頃の漏水した時には一般的には漏水個所だけ修繕するやり方を取っています。
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施工 費用 |
給水管 1戸当り25万円程
排水管 1戸当り30万円程(2本)
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1 |
給水立て管の交換費用は1戸当り30万円程かかる
排水立て管の交換費用は1戸当り40万円程かかる(2本) |
2 |
専有部分の給排水管工事は1戸当り100万円程かかる。
(内訳 給水管25万、排水管25万床・壁の復旧工事が50万程かかる) |
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有効
年数 |
15年〜20年 |
40年以上 |
長所
短所
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1 |
延命工事のうち、過去30年程の実績があり、効果が分かりやすい |
2 |
共用部の立て管と専有部の横引き管をいっしょに工事ができ、専有部では仮設の給水管を設置する。 |
3 |
既設の給排水管を取り外すこともなく工事ができる |
4 |
1回目のエポキシ樹脂ライニング施工を早めに行なって、第2回目のエポキシ樹脂ライニング施工ができれば、給排水管の交換工事はしなくても済むこともある。 |
5 |
2回目のエポキシ樹脂ライニング施工が給水管の肉厚が規定以下の場合は給排水管の交換をしなければならない。 |
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1 |
35年位で給排水管交換を1回実施すれば、マンション建物の寿命まで保持できる |
2 |
通常、管理規約では床下の給排水管は専有部分なので、区分所有者の責任で維持管理しなければなりませんが、管理組合の指導だけでは交換時期になっても、交換しない住民は多い。 |
3 |
交換しない場合、いつかは「階下への水漏れ」が発生する。 |
4 |
管理組合としては完全に給排水管を交換するためには給排水管の交換費用を全額もしくは半分位は管理組合で負担し、総会で全住戸実施を決議する必要がある。(その分修繕積立金の大幅値上げが必要となる) |
5 |
築30年以降のため、賃借人が入居している住戸が多くなっており、賃借人の協力が必要となる。 |
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工事
期間
断水 |
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30戸位の場合(10階として)
給水管の場合 |
1 |
施工期間は全体として25日位。
1戸当り2日間 |
2 |
断水は9時〜17時の合計3回あり |
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排水管の場合 |
1 |
施工期間は全体として1ヶ月弱。
1戸当り3日間 |
2 |
利用制限は9時〜17時の合計2回
給水管と排水管は時期をずらして実施する |
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30戸位の場合(専有部分の給排水管の同時施工) |
1 |
1戸当りでは5日位かかる。 |
2 |
断水は9時〜5時の1回のみ。 |
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